予報は初日と同じ、大気が不安定で雷雨、突風に注意とのことでしたが、
遠くに黒い雲が見えるものの、横浜は雨が降ってきそうな雰囲気はありません。
このまま天気がもってくれることを祈りながら、16時過ぎに桜木町へ。
前日にイベンターのサイトを確認したところ、なんと当日券発売なしとのこと。
ここ何年かの「場所がない」発言、春ツアーでの「節目」発言の影響なのか、
それとも単純にキャパの問題なのか。
いずれにせよ夏イベで当日券無しは珍しいことです。
会場周辺には「譲ってください」の人がかなりの人数いました。
しかし中には「A〜Dブロック希望」と書いている人が!
この期に及んで席の選り好みするようなヤツには持ってても譲らねぇよ、
それなら「席番問いません」という人に譲った方がマシ、
などとブツクサ悪態を突きながら会場へ。
この日は時間的に余裕があったので、久々に会う友人とおみやげ交換したり、
前日の飲み会メンバーと再会したり、
毎度おなじみ「偶然会ってしまう」Sちゃんとやっぱり偶然会ってしまったり、
あちこち歩き回って写真を撮ったりしているうちに、
あっという間に開演時刻が迫ってきました。
18時ちょうどに開演。
席はG5ブロック。ほぼど真ん中。
昨日は移動するフラッグを横から眺めていましたが、
今日は移動のお手伝いができました。
実はこの演出、以前見たミュージカル「フットルース」でもオープニングで同じ事をやっていたんですが、
結構定番の演出なんですかね?
昨日と同じように花道先端のステージのところでフラッグが大きく膨らみます。
そして中からメンバー登場!と思いきや、
普通にメインステージに3人登場。
だまされた(笑)。
★Heart Of Justice
いきなりこの曲からスタートです。
これは意外な選曲でした。
高見沢さん、もの凄く力が入ってます。
気迫が溢れております。
★恋の炎
最後の方で珍しく坂崎さんが歌詞を間違えてました。
★ジェネレーション・ダイナマイト
★FLOWER REVOLUTION
この曲で自分の陣地の狭さを痛感。
隣にいるお姉さんの浴衣の袖が激しく領空侵犯。痛ぇ。
前方の席にいた、彼女に連れてこられた風の男性の反応が面白かったです。
そりゃ、いきなりあんなノリになれば驚くっちゅうもんです。
しかしまぁこれでもかと言うくらいライブの定番曲が続きますな。
(MC)
★シンデレラは眠れない
★風曜日、君をつれて
この曲は最近のライブでもよく聴いているのに、どうしてもAMラジオで聴いたあの時が甦ってしまいます。
あんまり思い出したくない風景がくっついてしまっている曲なのが困りもの。
★二人のSEASON
イントロが始まった瞬間、客席からは悲鳴に近い歓声が上がります。
今日のささやきは、
「あれが、赤レンガだよ!」
(MC)
坂「夏休みと言えば、昆虫採集とかありましたね。あなたの方ではけっこういたんじゃないですか?虫は。」
桜「ウチの方は取りに行くんじゃないですから。向こうからくるんですから。」
坂「じゃ、昆虫採集とかもやったでしょ?」
桜「やりましたよ、自由研究で、ツクバカゲロウの研究。」
ツクバカゲロウなんていたっけ??と思ったんですが、
桜井さんが間違っていただけのようでした。
坂「あ〜やりましたか!ウスバカゲロウとか。」 (←これが正解)
桜「なんだ!今ウスラバカとか言っただろ!ウス?薄?うるせぇな!」
「バカ」と「薄い」に敏感になっている桜井さん(笑)
★Musician
夏イベで聴く「Musician」もこれまた格別です。
感動しつつじっくり堪能していましたが、最後の方で高見沢さんが
「日々」と「時」を間違えて、これが3声コーラスの部分だったので、間違いが余計に目立ってました。
ちょっとコケました^^;
★Pride
桜井さんの美声が横浜の海に響き渡ります。
エンディングのハモりもホールで聴くのとはまた違った感動があります。
★祈り
嫁さんが大好きなこの曲のラストのギターソロ。
しかしよく見えない様子だったので、こっちの方が見やすいよ、と
場所を移動したのですが、結局よく見えなかったようでした。
171cmの俺がなんとか見えるくらいの視界ですから、
ステージから離れた席の多くの女性は肉眼でメンバーの姿を捕らえられていないのでしょう。
もし俺が160cmくらいだったら、全然見えない状況でライブを楽しめるのか、
ちょっと考えてしまいました。
(MC)
夏イベではベイエリアで使って以来というギターを手に、
高「これは古いギターだけど、骨董品じゃなくヴィンテージだよね。ALFEEもこれからはヴィンテージと呼んでほしいですね。」
その割にはちょっと派手すぎるような気が… します。(笑)
出会った頃の話になり、高見沢さんが2人に自分の第一印象を尋ねると、
坂「いや、かわいいなぁと思いましたよ。でもこんなに自分で自分のことができない人は初めて見た(笑)都立高校にいないタイプ。」
桜「俺が最初見たのは文化祭なんだけど、こいつ眉毛なかったんだよ!なんてぇ声出すんだ?と思った。」
★ROCKDOM−風に吹かれて−
おぉ、ここでもうROCKDOMやっちゃうのか。
このあたりから、やっぱり今日は25年の集大成なのかな?と感じ始めました。
高見沢さんのボーカルがかなり…(自主規制・笑)だったのがちょっと残念。
曲に込められた想いは伝わってきたんですが。
★SWINGING GENERATION 2003
★終わりなきメッセージ
おなじみライトサーベルを持って花道に歩み出す高見沢さん。
あのサーベルはなんとESP製だそうで。
ラストで歌詞と違うことを叫んでいたんですが、何て言ったのかわからなかった…。
★LIBERTY BELL
★THE AGES
初日の♪GATE OF HEAVENと同じく、単独で聴くのが久しぶりで新鮮でした。
★TIME AND TIDE
横のビジョンを見る気にならず、ステージ上のメンバーと空を交互に見ていました。
いろいろな真実が詰まった深い曲です。
<アンコール1>
ステージがほのかな青い照明で照らされ、映画「未知との遭遇」のUFOを呼ぶあの音階が響き渡りました。
そしてバズーカを持った3人が「スターウォーズ」のメロディーに乗って花道を前進!
桜井さんは胸を張り腕を大きく振って行進の見本のようでした(笑)
★STARSHIP−光を求めて−
★ロンリー・ガールを抱きしめて
始まった瞬間に「うわっ!」っと声が出ました^^;
これはうれしい!
★Juliet
ニヤリと不敵な笑みを浮かべる高見沢さん。
高「さぁ、久しぶりにあのセリフを決めてみようかなぁ〜。」
は?なに?
高「ALFEEは!永遠に!ラジカル・ティーンエイジャ〜〜〜〜〜!」
★ラジカル・ティーンエイジャー
この曲は何度やっても客席全体の空気が変わりますね。
何と言うかこの、一体感、高揚感みたいなものが一気に会場を包み込むと言いますか。
うまく表現できないんですが、なんかそんな感じ(いいかげん)
間奏の戦闘機のSEに合わせて、桜井さんは翼を広げて飛んでました。
★星空のディスタンス
野外ではおなじみの、マイクを通さない生の声でスタート。
その声はGブロックでもはっきりと届いてきました。
♪カシオペアを見上げ〜
桜井さんは見上げながら歌ってました。
★SWEAT & TEARS
初日と違ってスイッチボーカルバージョンです。
桜井さんが歌っている後ろにぴったり身を寄せる高見沢さん。
桜井さんにジロッと睨まれると、今度は桜井さんのベースのペグ部分を捻ろうとしますが、
桜井さんは何すんねん!とばかりにベースを振って逃げていました。
<アンコール2>
高見沢さん、またしてもギンギラ光り物衣装です。
どうみてもヴィンテージではなく新品の輝き(笑)
★OVER DRIVE〜夢よ急げ
♪OVER DRIVEラストの3声コーラスから♪夢よ急げのイントロに繋がる瞬間の、
一瞬の緊迫感がたまりません。
(MC)
高「♪夢よ急げ、25年前の最初のイベントのために作った曲だす。あれ?だすって言っちゃった。」
天然はこんないい場面でも炸裂します(笑)
高「♪夢よ急げ!相当急いでたんでしょうねぇ、タイトルからして(笑) 今はこんなタイトルは思いつかないだろうなぁ。」
ここで、どんな話の流れだったか忘れましたが、
ALFEEのライブはこれからも続いていく、という話の後に、
高「これはみんなにも了承してほしいと思いますけどね。」
という発言がありました。
え?ライブ続けることに了承もなにもないよ、という雰囲気で、客席からは笑い声も聞かれましたが、
後から考えてみると、これはやはり野外でのイベントを継続することが困難だということが高見沢さんの頭にずっとあって、
それをはっきり言わないまでも、「了承」という言葉が思わず出てしまったのではないか?と思うのです。
そしてこの後、こんな発言もありました。
高「夏はまた来ます。いつか来る夏のために…。この曲を。」
★SINCE1982
いつか来る夏?
ん〜やっぱりそういうことなんでしょうか。
もしかしたらもう二度と見られないかもしれない光景。
THE ALFEE・夏の野外イベントというものの光景を目に焼き付けようと、
ビジョンを見ずに、気持ちをステージに集中させました。
ステージから客席横を通り最後方まで歩く3人。
(ここで「事件」があったようですが…)
後ろの小さいステージから3人の姿が消え、またいつものように祭りのあとの淋しさを感じましたが、
今年は特にその想いが強かったように感じます。
数年前から、イベントの開催場所を探すのが困難になってきたという話が出るようになり、
今年の春ツアーでは「25回目の節目」という言葉が何度も出てきたことで、
ひょっとして今年が最後?という噂が飛び交っていました。
実際、これだけの規模のイベントを25年も続けられたことが奇跡的なことであるし、
会場探し以外にも表向きには言えないような様々な障害もあると思います。
しかし、はっきりとこれで最後と言わなかったところに、来年以降に向けてのメンバーの想いが込められていたように感じました。
形は変わっても、来年もきっと「特別な夏」が来ることを信じたいと思うのです。
(※「今年で野外イベントは終了」という正式な発表があったわけではありません。
あくまでも個人的に感じたままを書きましたので、その点はご了承ください。)