6日早朝、本田美奈子さんが亡くなられました。
アイドル時代は特別ファンというわけではなかったのですが、
94年の秋、偶然目に留まったのがアルバム「Junction」でした。
こんなアルバム出してるんだ〜、と、衝動的にジャケ買い。
聞いてみるとこれが凄いアルバム。
スタンダードナンバーからポップス、演歌、
ロック、チャールストンと何でもあり。
それでいてどの曲も自分のものにしている感じで、
これをきっかけにすっかり彼女にのめり込むことに。
その後、ファンクラブにも入り、
会員限定のイベント
(ライブ・ボウリング大会・バーベキュー大会etc)
にも参加するようになりました。
大スターでありながら、
こっちが申し訳なくなるほどファンを大切にしてくれる人でした。
イベントにはお母さんや妹さん、
その旦那さんやお子さんまで一緒に参加するような、
家族思いの人でした。
FCイベントはいつも家族パーティーのような雰囲気でした。
そして舞台の上ではその本領を発揮、
圧倒的なオーラを放ちます。
青山劇場でのリサイタル、
俺は客席で涙が止まりませんでした。
歌詞が心に響いて涙が出ることはあっても、
歌声そのものに感動して泣けてくるという体験は
この時が初めてでした。
自分の可能性を信じ、
常に一歩前へ進もうとする彼女は、
俺のようにダラダラ流されて生きている人間にとっては眩しすぎるくらいでした。
それでいて、気さくでユーモアがあって、
明るく元気で、良い意味で庶民的。
思い出されるのは歌っている姿と笑顔ばかりです。
そんな彼女と「死」という言葉がどうしても結びつきません。
しかし悔しいことに、これは現実なんですね。
美奈子さん、
たくさんの感動と想い出をありがとう。
今はただ、安らかにと祈るのみです。
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