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アルヲタ33年目の雑記帳
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同じクラスの女子、Nさんから
「とにかくこれ聴いてみて!」
と渡された1本のカセットテープ。
タイトルは「夢供養」
さだまさしのアルバムでした。
彼女は「まさしの声を聴かないと眠れない!」
というほどのさだまさしファン。
そんなに言うなら聴いてみっか、
と軽い気持ちでテープを受け取りました。
当時、俺の中ではさだまさしといえば「雨やどり」の人、
という程度の認識しかありませんでした。
しかしこのアルバムは中3男子には衝撃的でした。
文学的な表現や小説のような詩の世界。
かと思えば、
「雨やどり」にも通じる漫画を読んでいるようなコミカルな曲も。
今まで体験してきた音楽とは全く違った世界でした。
そんな感動に更に追い討ちをかけたのは
「木根川橋」という曲です。
この曲の冒頭に出てくる
「♪白髭神社の縁日は~」
という歌詞にまず驚きました。
俺が小学校2年まで住んでいた場所の近くに、
同じ名前の神社があるのです。
さらに曲が進むと今度は、
「♪曳舟、押上、浅草の~」
という地名が登場します。
え~っ!やっぱり地元の歌じゃん!
俺が住んでいたのはまさしくこの「曳舟」でした。
当時の友達には押上の住人も多く、
家族で買い物や食事に出かけるといえば浅草。
これはもう思い切り地元です。
木根川橋という橋は、
小学生だった自分の行動範囲からはちょっと外れた場所だったので、
当時はその名前すら知らず、
タイトルだけでは気付かなかったのです。
え?ひょっとしてさだまさしって墨田区の人?
しかしその後、さだまさしといえば長崎、
または市川、という話しか耳に入ってきません。
じゃ、あの「木根川橋」という曲は何だったんだろう、と
つい数年前まで疑問のままでした。
ところがインターネットというのは恐ろしいもので、
ちょっと検索すればあっという間に疑問が解決。
「さだまさしはバイオリニストを志して上京、葛飾区に住んでいたことがある。」
「葛飾区立中川中学校卒」
なるほど、
木根川橋を挟んでお隣の区に住んでいたのでした。
ちなみに坂崎さんの通っていた墨田区立中川小学校は、川を挟んで反対側です。
年齢的に同時期に近くの学校に通っていたことになりますね。
他にも、あの『待つわ』の「あみん」のグループ名の元になった
「パンプキンパイとシナモンティー」や、
「療養所(サナトリウム)」「空蝉」「立ち止まった素描画」など
名曲が揃っていますが、
そんな中でも俺が好きだったのは
「まほろば」
という曲でした。
「♪春日山から飛火野あたり…」
奈良の神秘的な情景描写と、
その文学的な世界、
ドラマティックな曲の展開に引き込まれたものです。
今でも歌詞を見ずに歌えるほど。
そしてこのアルバムとの出会いからもう30年近く。
高見沢さんのソロツアーのセットリストに
「まほろば」
の文字を見つけました。
なんですかこれは。
高見沢さんがさださんの曲をよく聴いていたということは知ってましたし、
昔、さださんの「防人の詩」をモノマネのネタにしていたのも知っています。
しかし今回のツアーは「鋼鉄天使の凱旋」でしょ?
メタルでしょ?
なんで「まほろば」よ?
確かにラストは絶叫調で終わるけど…
と、頭に?マークが大量発生。
で、あちこちレポを見てみたところ、
なんとこの曲は
「メタルまほろば」
であるとのこと。
ラストの「満月~!」を絶叫しているとのこと。
そして、さださんには了解を得ているとのこと(笑
俺はひっくり返りましたよ。
まさかこんな形で「まほろば」と再会するとは。
俺のソロツアー参加は17日(日)のみなんですが、
とにかく「まほろば」がどんなことになっているのか気になってしょうがない(笑
そして翌日18日、
お台場フォーク村でさださんからこの話題が出るのか、
本家「まほろば」を聴くことができるのかも今から楽しみでなりません。
(引用:『まほろば』 『木根川橋』 作詞・さだまさし)