嫁さんを高見沢さんのトークショーが行われる都内某所まで送り届け、
一人で新橋からゆりかもめに揺られてお台場へ。
まだ時間があったので、冒険王の会場を少しブラブラした後、
ちょっと早めにメディアージュ6Fへ乗り込みました。
3日目ということもあってか、初日のような混乱はなく、
なかなかスムーズな入場。
ただ、口のきき方を知らないスタッフが一人いて非常に不快でしたが。
客を番組収録のためのエキストラと勘違いしてるんだな、あれは。
エキストラならギャラをもらう立場だから、
人間扱いされなくても我慢も出来るし、実際現場ではそういうものですけど、
金を払っている客に対してそういう扱いをする勘違い野郎が、
テレビの収録現場には必ずいるんですわ。
お台場局だけじゃなく、赤坂方面にもいたな、そういえば。
ま、それは置いといて。
入場待ちの時、
ピンクのスニーカーの清志郎モドキみたいなおじさんがウロウロしていて、
変なやつがいるなぁと思いつつよく見ると、
きくちPでした。
なんかどんどん変な方向に行ってないかきくちさん。
ま、それも置いといて。
早めの整理番号だったので、6列目センターというなかなかの好位置をキープ。
19時ちょうどに坂崎さん登場です。
「ビートルズが教えてくれた」(吉田拓郎/1973)
1曲目はこの日のテーマそのままのこの曲。
拓郎さん独特の節回しが難しいと語る坂崎さん。
坂「ちょっと間違えると所ジョージになっちゃう(笑)」
ここでお台場フォーク村の通算観客動員1万人目のお客さんに
フォーク村Tシャツの贈呈がありました。
ちなみに俺は1万人のうちの3人分。
ここで根本要氏の登場。
ここから、デビュー当時のNHKのオーディションのエピソードやら、
学生の頃の坂崎さんとの意外なつながりやら、
爆笑に次ぐ爆笑で15分しゃべりっぱなし。
こんなにしゃべってて、この後、時間的に大丈夫なのかと心配になるくらいでした(笑)
ビートルズから、実際にどう影響を受けたのか、という話で、
「No Reply」の冒頭を弾く根本氏。
少しずつキーを上げていきます。
根「タラララララ~ もうちょっと上?タラララララ~ お、いいんじゃないこれ」
そのままこの曲へなだれ込み。
「今夜だけきっと」(スターダスト・レビュー/1988)
おお~なるほど!
そんなところからパク…じゃない、影響を受けていたのか(笑)
ハスキーなのにハイトーン、
苦しそうに見えて苦しくない根本氏のボーカルは独特。
根「中学の時、レッドツェッペリン歌ってたらこんな声になっちゃった。
おたくのあの人と同じよ(笑)」
根「もっと高い声、もっと上、もっと上って、福沢諭吉の逆を行ってたから。」
根「お前らついてこいよ~!今のはかなりのIQがないとついて来れない(笑)」
根「いきなりストリートライブもやったりするんだけど、
こないだ長崎で6人でアカペラやってたら、
見てる人が、え?アルフィー?とか言っててさぁ。
アルフィー知らないんじゃんそれ(笑)
人数、倍になっちゃってんの(笑)」
こんな調子でまたまた爆笑トーク連発(笑)
根「♪オ~ウ!ダーリン…っていう曲なんですけど」
というお約束のフェイントを2~3回かました後…
「Oh! Darling」(THE BEATLES/1969)
前の曲もそうでしたが、
なんかもうトークから曲への流れが名人芸の域ですな。
終わった直後に書いたメモによると、
ここはリハ、次の曲の歌詞、占いの館の話。
多分、本番よりリハの方が凄い!という話と、
歌いながら次の曲の歌詞やMCの内容を考えている、という話、
占いの館のインチキな占い師に再会した話だったと思われます。
なんかそんな感じで爆笑トークがここも10分くらいだったと思われます(適当)
「Across The Universe」(THE BEATLES/1970)
ガロとの出会いのエピソードなど。
ここで「本物」、大野真澄氏登場です。
俺の中では、ガロはもう伝説のグループといった位置にあり、
アルフィーが多大な影響を受けたグループでもあるわけで、
大野氏が登場しただけで感動、ちょっと緊張するくらいでした。
大「た~のむよ坂崎~」
うわ~本物だ(爆笑)
坂崎さんの物まねそのまんま。
大野氏がスタレビのデビューアルバムを聴いて、
すごいグループが出てきた!と驚いたという話で、
根「ちょっと待ってください、ここ、録音しますから(笑)」
細井豊氏(センチメンタル・シティ・ロマンス)も登場して次の曲。
「一人で行くさ」(ガロ/1971)
いいですなぁ。
俺が最初にアルフィーの音楽に惹かれたのは、
きれいな3声のコーラスとアコギの音色だったわけで、
それは当然ガロに通ずるものがあるわけです。
1970年代以降に生まれた人にとっては、
ガロ=「学生街の喫茶店」という人がほとんどかもしれませんが、
アコースティック・アルフィーが好きな人は、
ぜひガロの他の曲も聴いてみてほしいと思います。
あれ?なんか宣伝になってきた。
ここで出演者全員呼んじゃおう!ということで、
杉真理氏、鈴木雄大氏が登場、
やっと音楽方向に向いた流れが、
またまた爆笑トークに突入。
「ガロBOX」が欲しいんだけど、
ヤフオクで高値になってるとぼやく根本氏。
スタレビの曲の歌詞に突っ込みを入れる杉氏。
しまいには、しゃべりが止まらない根本氏に向けて、
大「おめぇ早く帰れよ!!」
爆笑です。
もうどうにも収拾がつきません。
坂「ディアビートルズ、去年は大野さんがきてくれて、
要はいつも呼んでるんだけど、スケジュールが合わない。
来年もダメみたいよ。」
大「ん?俺、来年呼ばれてねぇぞ!」
「Here Comes The Sun」(THE BEATLES/1969)
「Nowhere Man」(THE BEATLES/1965)
途中、大野氏が歌い出しを間違えてしまい、
そのまま行っちゃうのかと思ったところで、自らストップ。
大「ねえねえねえ、もう1回やろう。テレビだからまずいよ。」
しかし、間違えたところで起こった笑い声は生かしてみようという根本氏の提案に、
杉氏が、その方がビートルズっぽいと乗っかって、
間奏の頭で大野氏が笑い声を入れるということに。
よけいに緊張が増す大野氏(笑)
笑い声も決まって2回目は無事終了でした。
ここから杉真理氏のコーナー。
当然また爆笑トーク(汗
今日のメンツはなんなのもう。
答えを先に途中まで言ってしまう「やまいだれ教授」のネタや、
舌が長くて、すぐTHの発音になってしまう「THスケガワ」のネタなどで
さんざん笑わせた後、紹介された曲は…
「バカンスはいつもRAIN」
うわうわうわ。
ヒット曲来た!
というか、杉真理といったらこれしか知らない(汗
Dear Beatlesで何度も杉氏を見ていますが、
当然、そこでは自分の曲はやらないので、
ここでこの曲を聴けるのは感動。
歌詞、ほとんど覚えてた^^;
この曲が使われていたCM、堀ちえみが出てなかったっけ??
と、突然思い出した元堀ちえみヲタ(爆
「世界の中心」
「If I Fell」(THE BEATLES/1964)
冒頭部分が、じゅんとネネの「愛するってこわい」のメロディーに似ていて、
♪頬に小さな~泣きぼくろ~ と歌いそうになる、というネタあり(笑)
この二人でこの曲ですから、
ミニ・Dear Beatlesといった雰囲気。
「Baby's In Black」(THE BEATLES/1964)
「WAVE」
最後の方で再び「やまいだれ教授」ネタが出たりして、
大盛り上がりのうちに杉氏のコーナー終了。
ここで再び大野真澄氏登場です。
坂「待たせちゃったんで怒ってるかもしんないな。坂崎たのむよ~遅いんだよ~。」
モノマネしまくり(笑)
大「しかしみんな面白いよね。
スケジュール表見たら9時に終わりって書いてあったけど、
今9時だよ(笑)」
「LOVE SONG」
大野氏のソロとしての2枚目のシングル。
レコーディングでのコーラスはアルフィーが担当したそうです。
「ワンパイントのラム酒に乾杯」
ゆったりと人生を語る、しみじみとした曲。
こういう曲は年を重ねた人じゃないと書けませんね。
大「クロスビー・スティルス&ナッシュ、
ガロはこのバンドのコピーから始まったんだけどね。
次の曲は、アルフィーもやってるね。」
坂「やってますね~。僕たちもガロの後を追って。」
大「僕たちのがうまい!」
坂「いやいや」
大「いやいやってお前、そうですねとか言えよ!先輩なんだから~」
坂「そりゃぁもう先輩ですから」
大「そうだよ!ったくどうなってんだ今日は!根本といい坂崎といい…」
こういうやりとりがあるぐらい、
本当に仲のいい信頼しあった先輩後輩といった雰囲気で、
大野氏はさかんに「楽しい」を連発していました。
もちろん客席にもそれは伝わって、
会場全体が笑顔といった感じ。
「Teach Your Children」(Crosby, Stills, Nash & Young/1977)
客席からは自然に手拍子が発生。
アルフィーが歌うこの曲が耳に馴染んでいますが、
このメンバーでのこの曲は、
綺麗で爽やかな中にも、
安定感、重厚感も感じられて素晴らしかったです。
ここからはガロの曲が続きます。
大野氏は当時と同じコーラスのパートを担当。
どんな曲が出てくるのか期待していると…
「美しすぎて」(ガロ/1972)
うわうわうわうわうわ!
「美しすぎて」だ!
いやいやいやいやいやおいおいおいおいおい。
なんで俺がそんなに舞い上がったかというと、
この曲はあの加藤いづみ奥様がカバーしてシングルにもなっている曲なのです。
ガロのオリジナルはじっくり聴いたことがなかったので、
男の3声のハーモニーで聴くこの曲は新鮮。
なんだこれは。
すんげーいい曲^^;
いや、もちろんいづみちゃんの歌うこの曲も好きなんですが、
味が全然違う。
冷や麦と担々麺くらい違う(なんだそれ)
ここで、大野氏とアルフィーの関係、
高見沢さんのエピソードなど。
関口社長は最初が栗田ひろみ、次がガロ、その次がアルフィーの担当とのこと。
栗田ひろみですか!
なんとまぁ懐かしい名前。
亡くなった俺の伯父さんが、
好きな芸能人を訊かれると必ずこの名前を出していたことを思い出したり。
驚いたのは、
高見沢さんのサインは大野氏が考えたものだという話。
未だに使ってるのに、
大「ロイヤリティーとか全然入ってこない」
ぼやきまくり(笑)
「いかサイン」とか言ってましたが、
あれって「いか」なの?
「おでんサイン」って言ってなかったっけ?
高見沢さんが「お中元持ってきました!」と
大野氏の部屋にビールを持って訪れたのはいいが、
よく見るとビールが半分しか入ってなかったという話も。
大「あいつ重いから途中で飲んじゃったんだよあれ。
ビール券持ってくりゃいいじゃねぇか(笑)」
「時の魔法」(ガロ/1972)
名曲が続きます。
おそらくこの曲を聴いたアルフィーファンは、
途中から違う曲を歌いたくなるに違いない(笑)
この時も歌い出しは坂崎さんのソロだったので、
頭の中ではあの曲に行っちゃってました(汗
(わからない方はガロのこの曲必聴。すぐわかるはず。)
「ビートルズはもう聞かない」(ガロ/1974)
いや~ガロいいなぁ。
いちいちいい曲。
またちゃんと聴いてみよう。
今日のテーマであるビートルズが出てくる曲で、
一応本編終了です。
坂崎さんは引っ込まずに、再び大野氏、杉氏を呼び込んでアンコールです。
「ケツは3回で、Cからこう行って、ここはダルセーニョで…」
その場で打ち合わせて始まったのは…
「学生街の喫茶店」(ガロ/1972)
うあ~~~~~~!
すげ~~~~~~!
本物だ~~~~~!
特にこの曲に思い入れがあるわけではないんですが、
なんだかとにかく感動してしまいました。
本物なんですよ、しつこいですけど。
大げさかもしれませんが、
伝説を目の当たりにしたような感覚とでも言いましょうか。
なんだか知らないけど、涙が出てきちゃうくらいで。
気が付けばもう9時50分。
アンコールの拍手は鳴りやみませんでしたが、
時間がないということで、
再登場した坂崎さんは挨拶だけで終了。
はぁ~しかし濃い3時間でした。
笑いすぎ、感動しすぎ。
正直、ケツがかなり痛かったんですが^^;
大満足でお台場を後にしたのでした。
以下、余談。
開場前、アクアシティ内をウロウロしていると、
高見沢さんのトークショー直後の嫁さんから電話が。
「大変なことになった!」
何事かと尋ねてみると、
なんと、
抽選会で高見沢さんのサイン入り等身大パネルが当たった!とのこと。
なんじゃそりゃ!
そこで運を使うか嫁さん(笑)
早速翌日届いたのですが、
何しろデカイので、
置き場所を確保するまで玄関で未開封のままです。
しかしどうすんのこれ(笑)