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アルヲタ33年目の雑記帳
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1988年、
笠松競馬で圧倒的な力を見せていた一頭の芦毛の馬が中央競馬に移籍してきた。
その強さは中央でも通用するのか?
そして中央初戦のペガサスS。
クラシック候補と言われていたラガーブラックを相手に圧勝。
続く毎日杯、京都4歳Sと一気に重賞3連勝。
とんでもない馬が現れた。
そして6月。その怪物が始めて関東にやってくる。
これはどうしても競馬場で見たいと思った俺は、友人Wと共に府中へ。
そしてそのレースも、全くの馬なりで2着リンドホシに1.5秒の差を付けて大楽勝。
呆れるほどの強さ。
とてつもなく地味な血統でもこんなに強い馬が生まれてくることもある。
自分の中の競馬に対する常識が覆された瞬間だった。
ライバル・タマモクロスやイナリワンとの死闘、
とても届かないと思われた位置から
きっちり差しきった高松宮杯&マイルCS、
連闘で挑んだジャパンカップでの世界レコード同タイム、
そして不調が続き
「オグリは終わった」
という声の中で迎えたラストラン・有馬記念での奇跡の復活。
ラストランの中山で、
17万人以上の大観衆の中で押しつぶされそうになったあの光景は
今でもはっきり思い出される。
勝ったレースは勿論、負けたレースでも衝撃や感動を与えてくれた馬。
あんなに見る者の心を揺さぶる馬は今後も現れないだろう。
奇跡の名馬・オグリキャップ号の冥福を祈る。